いいトコ、あります。狐の足あとブログ

2021年10月

幕末の面影を残す「松田屋」と湯田温泉散策ツアー体験してみた。

今回は、現在開催中の山口ゆめ回廊博覧会のイベント1つ、『ゆめ散歩』をご紹介します。

『ゆめ散歩』とは、山口市・宇部市・萩市・防府市・美祢市・山陽小野田市・津和野町を会場とする、地域の歴史文化、自然、産業、食などの魅力をガイドや専門家と一緒に楽しく知っていただくイベントです。山口市は湯田温泉の幕末維新ゆかりの地を散策するツアーです。

山口ゆめ回廊博覧会

 

   ー 幕末の面影を残す「松田屋」と湯田温泉散策ツアーを体験 ー

「松田屋」と湯田温泉散策ツアーとは


開湯約800年、幕末維新の志士が活躍した歴史の舞台でもある湯田温泉界隈飲泉・手湯・足湯等の体験や、湯田温泉の老舗旅館松田屋」では、歴史通のガイドの話に耳を傾けます。


★当日スケジュール

10:00 狐の足あと(紙芝居)
10:30 井上公園(中原中也詩碑・七卿碑・井上馨銅像・何遠亭)
11:00 温泉舎(飲泉)→ 薬師堂
11:15 瓦屋跡(坂本龍馬像)
11:30 湯の香通り(十境の碑「温泉春色」、手湯)
11:45 松田屋ホテル(日本庭園見学、説明)
12:00 解散

 

集合場所はここ『狐の足あと』です。受付で資料と飲泉用のぐい呑みやマスクなど受け取り、ツアーの終わりには狐の足あとで使える700円分のクーポン券が配られます。この日は、天気も良く絶好の散策日和だったのでラッキーでした♪

 

――― それでは、志士たちの足あとをなぞる『ゆめ散歩』に出発です!!

 

ゆめ散歩その1   ー 紙芝居

まず最初は狐の足あとでの紙芝居から始まります。

▲ 題目は『湯田温泉と幕末維新』
幕末維新の志士がここ湯田温泉で活躍した歴史を紙芝居で追体験できます。

 

ゆめ散歩その2   ー 井上公園

続いては狐の足あとから徒歩一分。井上公園へと足を運びます

▲ 井上馨の生家跡に作られた公園。湯田出身の詩人・中原中也の詩碑、湯田温泉を愛した俳人・種田山頭火の句碑などが建ち、無料で利用できる足湯もあります。

▲ 1863年(文久3年)の政変により、朝委内の尊王攘夷派の公卿が追放たされ事件。いわゆる七卿落ちの説明や三条実美が井上馨の別邸、何遠亭(かえんてい)に住んだ時のエピソード等に耳を傾けます。

 

ゆめ散歩その3   ー 湯泉舎(ゆのや)

湯田温泉の源泉を楽しめる観光施設「温泉舎(ゆのや)」

▲ ここでは源泉の流れを確認できる他、飲泉もできることで有名です。泉質はアルカリ性単純泉、温泉温度は約72度、湧出量は125ℓ/分だそうです。

 

ゆめ散歩その3   ー 瓦屋跡

「瓦屋」とは湯田温泉の「松田屋」に隣接していた瓦ぶき二階建ての旅館でした。坂本龍馬もこの瓦屋湯田温泉に浸ったのではないかとされています。

▲ 幕末から明治初期にかけて、木戸孝允など維新の志士たちが利用した旅館の跡で、日本大学を創立した、松陰門下生・山田顕義の妻は瓦屋の娘であるというお話や、昔の写真などを見せてもらいました。

 

ゆめ散歩その4   ー 薬師堂

湯田温泉の伝説にでてくる黄金の薬師如来が祀ってあるお堂。

▲ 瓦屋跡の近くにある薬師堂で、薬師仏の説明を受けました。御開帳は25年毎に行われる為、実物を見ることはできませんでした。残念・・・。

 

ゆめ散歩その5   ー 湯の香通り

松田屋ホテルとユウベルホテル松政との間の小径が湯の香通りとして、手湯と足湯が整備されています。

▲ ここでは、手湯、足湯、湯田温泉の効能についての説明がありました。夜にはライトアップされるので、また違った雰囲気を味わえるおすすめの足湯エリアです。(無料)

 

ゆめ散歩その6   ー 松田屋ホテル

最後に訪れるのが、歴史ある老舗旅館「松田屋ホテル」

▲ 玄関をくぐれば幕末・明治維新当時にタイムスリップしたかのような雰囲気です。


▲ 松田屋の中にある、江戸時代に築庭され明治維新の志士たちも集ったという歴史ある廻遊式日本庭園。西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通らが薩長同盟の確認と具体的な協議のために訪れたと言われています。歴史情緒あふれるお庭を散策しながら、激動の幕末維新に思いを馳せましょう。


▲ 松田屋の中には明治維新資料室という部屋もあり、中でも高杉晋作の「憂国の楓」は晋作が、松田屋の玄関横の楓に、所感を刻み込んだ「幹」が保管されていたりと、歴史に名を残した数々の志士たちの書が残されています。
また、ツアー参加者は松田屋の温泉を体験することもできます。幕末の志士達も浸かった湯船に浸かってみるのはいかがでしょうか※別途500円

 

などなど、見どころがたくさんあるツアーとなっています。
各所でのガイドさんのお話や松田屋の魅力をぜひ参加して肌で感じてみて下さい。

 

 

最後に ―――――

▲ 解散後は狐の足あとで、参加費に含まれている700円クーポンを使って足湯やカフェをお楽しみいただけます。散策で疲れた足を癒すのもいいですね♨


開湯約800年。幕末維新の志士が活躍した歴史の舞台である湯田温泉に、こんなにも発見があったことに驚きの連続でした。皆さんも明治維新に思いを馳せ、参加してみてください。 このツアーは残すこと後2回、参加希望の方はお早目の予約をオススメします!

 


次回は11月6日(土)、ラストは12月4日(土)となっています。

集合場所:狐の足あと 山口県山口市湯田温泉2-1-3
参加費:2,000円(飲泉用ぐい呑み・他ノベルティ代「狐の足あと」利用券700円分、紙芝居謝金等の代金込)※希望者による松田屋の温泉特別入浴料は別途500円(計2,500円)
事前申し込み有。※1週間前までに要予約。 定員2~15名。

問い合わせ先:新山口駅観光交流センター TEL 083-902-0037

 

 

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、やむを得ずイベント内容の変更・中止する場合があります。最新情報はWebサイトにてご確認ください。

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