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美味しい秋みぃつけた!秋のスイーツ食べ歩き編 

パティスリーフルール


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 湯田温泉街の中心を通る204号線に並行している錦川通りぞいにある水色の建物が目印のパティスリーフルールさん。 カフェスペースも併設されたケーキ屋さんです。

 

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 店内に入ると奥にはケーキのショーケースが、色とりどりのケーキがお出迎えしてくれます。わくわくしますね!
 

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 今回、ご紹介するのは、阿知須産くりまさるを使ったデザートケーキです。
 ”くりまさる”は山口市阿知須地区を中心に栽培されているかぼちゃで、”くり”のように甘く、”まさる”とも劣らない、が名前の由来なくらい本当に甘い、人気のかぼちゃなんです!
 フルールさんでは「くりまさるパイ」、「くりまさるパウンド」、「くりまさるモンブラン」を期間限定でご用意されています。

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 今回はくりまさるモンブランとマキアートをセットにして、店内でいただくことにしました。

 

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 中は~ほんのり甘いかぼちゃのクリームとお店自慢の生クリームの絶妙なバランス。
 マキアートと共にいただく幸福感をぜひ味わってみてください。

 

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 錦川通りに面したカフェスペースは静かな空間、ゆったりとしたひとときが過ごせます。
 山口を代表する詩人・中原中也が愛用していた帽子(レプリカ)や詩集がさりげなくおいてあります。コーヒーやケーキと一緒に中也の世界に思いをはせることもできます。
「狐の足あと」向かいにある
中原中也記念館の後に立ち寄ってみるのも楽しいかも。

 

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 くりまさる以外にも、ぶどう、いちじくなど季節のフルーツを使ったケーキや、
定番のケーキもご用意されてます。

 

そして…

フルールさんはケーキ以外のお菓子も充実しています。

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 山口の地酒杉姫の酒粕を使った「酒粕入り日本酒パウンド」、オリジナルロールケーキ「湯田ロール」、「大正プリン」など、山口湯田温泉のお土産としても使えるアイテムが沢山!お土産探しにも最適です。
隠れた名物を探しに立ち寄ってみるのもたのしいですよ。

 夜は21:30まで営業されているので、夕方チェックインで宿泊の方も食後にデザートを楽しむこともできます。

山口ならではの素材や、季節のフルーツを使ったスイーツを楽しむことのできるパティスリーフルールさんで、山口湯田温泉の秋を感じてみて下さい。

 尚、くりまさるスイーツの提供は今月いっぱいの予定(材料のくりまさるがなくなり次第)ですのでお早めに。

 

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お店情報

営業時間:10:00~21:30
定休日:第1、3月曜日(祝日、イベントなどの際は翌日)
電話番号:083-929-3982
住所:山口市湯田温泉3丁目3-18
ホームページ:http://lp.fleur-yuda.com/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。
お店の都合や事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
訪問日:2016-9- 30

西の京 山口 歴史香る街並み巡り(その2)

  大殿大路〜一の坂川散策 編

 (その1 天花〜竪小路編 はこちら)

 

■若い感性が光を放つ大殿大路

 

龍福寺の表参道から大殿大路へ、昔の町屋を改修した「大路ロビー」で観光情報をたずねましょう。最近、個性的なお店があちこちにできている大殿界隈。お店情報は常駐のスタッフさんが丁寧に教えてくださいます。

三軒長屋の真ん中が、大路ロビーです。

 

ここ「大路ロビー」では、志士気分になれる「維新deコスプレ」も体験できます。久坂玄瑞と高杉晋作をイメージした衣装が用意されていて、服の上から着ることができるのでお手軽。玄瑞もしくは晋作になって街を闊歩してみるのも一興です。

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大路ロビーのお隣は若い家具職人さん2人のアンテナショップLBファニチャーワークス。工房は別の場所にあり、ここのお店は週末だけのオープン。

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店内には、イスやテーブルといった家具からトレー、キーホルダー、コースターなど小物までいろいろな商品が。

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LBさんのお向かいは着物リメイクを中心に1点もののお洋服を扱う「アトリエa.p.r」。LBさんとa.p.rさん、どちらもオリジナル性が高く、オーダーもOK。作り手の思いが感じられる、世界にひとつだけのものを手に入れるって贅沢でオシャレだと思いませんか?

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a.p.rさんには、ジャパニーズ・モダンなデザインが素敵な洋服だけでなく、着物の生地を使った小物入れやストラップ、ペンダントなど小さくてかわいい小物もいろいろあるのでじっくりと品定め。

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ちなみに我が「狐の足あと」にも、LBさん制作の家具やaprさんデザインの足湯衣装が置いてあります。要チェックですよ!!


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■一の坂川=京都の鴨川?!

 

さて、大殿大路のお店をのぞいた後は、サクラやホタルの名所である一の坂川へ。山口随一の桜並木が続く両岸の道は、車は一方通行なのでご注意を!!

春は桜吹雪が舞う川沿いの小径

春は両岸につづく桜並木から花吹雪が舞います

初夏には蛍が乱舞します。(6月の写真です)

初夏には天然記念物のゲンジボタルが乱舞します

 

一の坂川沿いのエリアには、昔のままのたたずまいのお醤油屋さんや喫茶店、古い建物をリノベーションしたブックカフェ、ドイツ風焼き菓子のお店などが点在。あちこち訪ねながらまち歩きが楽しめます。そして、一の坂界隈のまち歩きには、大路ロビーの「おさんぽマップ」がとってもお役立ちですよ!!

 

そんな一の坂川沿いに、旅館の一角を利用して2015年にオープンしたのが徳地和紙のお店「風伝(ことづて)

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山口の中山間地域・徳地で漉かれている和紙やその和紙を使ったオシャレなクラフト品を置いています。和紙のぬくもりとしなやかさに感嘆。徳地和紙を使った人形の美しいたたずまいにも心ひかれます。和紙や布を染める自然素材の染料も置いてあります。木・金・土と第1日曜日だけの営業ですが、ぜひ訪ねてみたいところ。

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「狐の足あと」にも徳地和紙をつかったものがあります…それは、光が優しくなる和紙製のランプシェード。どこにあるかは、探してみてみてくださいね。

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まち歩きを楽しんだ後は、レンタサイクルをクリエイティブスペース赤れんがに返却し、西京橋バス停のある「一の坂川交通交流広場」へ。

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湯田温泉へ帰るバスに乗る前にここの休憩所でちょっと一休み・・・あっ、まち歩きマップのパネルが壁に・・・よし、今日のお散歩内容をちょっとチェックしてみるか。

ココは行ったし、ここも見た・・・このカフェ、ちょっと素敵な感じ。よし、今度はココにお茶しに行こう!!  あっ、おいしそうなスイーツやコロッケのお店もあるみたい。次回のお楽しみにメモしておこう!!

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そうそう。以前、このおさんぽブログでも紹介しましたが、「一の坂川交通交流広場」では毎月1回、朝市「マルシェ一の坂」を開催中。おいしいものが集まってますよー。

 

さて、「西京橋」バス停から湯田温泉へ戻りましょう。

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西の京 山口 歴史香る街並み巡り(その1)

  天花〜竪小路散策 編

 

■格調高い料亭建物で見惚れる

県庁前バス停から萩・津和野方面へ向かって徒歩約10分のところにある山口市菜香亭

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明治時代から平成の世まで料亭だった建物がそのままの形で移築されたもので、この建物そのものが魅力的! 建具や調度品も昔の丁寧な仕事が感じられるりっぱなもの。思わずためいきが出ちゃいます。

そして百畳の大広間をはじめ館内にかかる数々の篇額! 山口県ゆかりの政治家や実業家、文人たちの手によるもので、三条実美、木戸孝允、井上馨、伊藤博文、佐藤栄作・・・・。そうそうたる顔ぶれです。昔の人は字がじょうず! 文言からも教養の高さが伺えます。

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土日の午後なら、ここでお抹茶とおまんじゅうがいただけます(一席400円)。また、このお座敷をはじめ菜香亭の各部屋は、予約すれば貸室利用ができるんです。お部屋を借りてゆっくり鑑賞や休憩をしたり、ケータリングサービスもあるので歴史ある建物での優雅なランチタイムを楽しめたりもしますよ。

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さて、磨き上げられてつやっつやの板の間に置かれたガラスケースがミュージアムグッズコーナー。菜香亭にちなんだストラップや根付けは山口市在住ガラス作家さんの手によるオリジナル。料亭を切り盛りしていたおごうさま(山口弁で良家の奥様のこと。転じて菜香亭の名物女将・斉藤清子さんの愛称)の似顔絵が愛らしい。

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ちなみに人気ナンバーワンは菜香亭が所蔵する扁額の写真と解説を載せた図録だそうです。

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そして、ここから大殿界隈を巡るならレンタサイクルの利用がお薦め。このあたり、ゆる~い起伏がある土地なので、脚力に自信のない方は電動機付きで。車だと躊躇しちしゃいそうな狭い路地なども、自転車だとスイスイ巡れるので楽しいですよ。

この借りるレンタサイクル、返却はここ山口市菜香亭と山口ふるさと伝承総合センター、それにクリエイティブスペース赤れんがの3施設であればどこでも返却することもできるので便利です。

※レンタサイクルの乗り降り自由の3施設の位置は、こちらの地図をご参照ください。

 

■中世のままの道筋がのこる街並みを巡る

 

山口市菜香亭から八坂神社のそばを通りすぎて竪小路エリアへ。竪小路という通りは一の坂川とほぼ平行に通っています。このあたり、昔、京の街を模して街づくりをした大内のお殿様は一の坂川を鴨川に見立てたんだそうです。

中世室町時代、山口が西の京と呼ばれた頃の名残りで通りに「伊勢大路」とか「大殿大路」とか「錦小路」とかの名がついていたり、一の坂川にかかる橋にも「伊勢橋」「春日橋」「琴水橋」など風流な名前がついているんです。そんな名前を探しながら歩くのも楽しいかも。

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下竪小路に面した山口ふるさと伝承総合センター「まなび館」は古い造り酒屋を改装して、山口の伝統工芸品や一の坂川に放つゲンジボタルの人工飼育を紹介しています。館内は無料で見学できますので、古い建物の内部やお庭などをぜひ、見学していってみてくださいね。

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「たくみ館」ではガラス越しに大内塗制作を見学できます。予約をすれば大内塗の箸づくり体験もできます。

さて、山口の国宝 瑠璃光寺五重塔の屋根は、桧皮葺といって桧の皮の材を少しずつずらして重ねて竹釘で留めていく工法で作られていますが、ここ「たくみ館」玄関前でその桧皮葺を間近に見ることができます。山口市には県内で唯一の桧皮葺職人さんがいらっしゃるんだそうです。

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山口ふるさと伝承総合センターと道を挟んで向かい、大きな屋根がひときわ目立つ龍福寺は大内のお殿様の館があったところ。

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建物は室町時代の代表的な寺院建築なんだそうです。境内は緑やお花がきれい。静かだし季節のお花が楽しめるし、いいなあ。

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秋には紅葉が楽しめます

 

さて、大内文化&歴史探訪(?!)を楽しんだ後は、ちょっと新しいスポットへご案内。

ということで、この続きは part2 大殿大路〜一の坂川散策編 でご紹介しまーす。

アート、雑貨、スイーツ・・・美術館を遊び尽くす

(周辺スポット・山口サビエル記念聖堂の記事はこちら。)

 

 ■イマドキの美術館はお楽しみいろいろ

 

さて、亀山公園の遊歩道を下って山口県立美術館に到着〜!!

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山口県立美術館は雪舟と雲谷派、香月泰男など山口県ゆかりの作家の作品を所蔵、またアート好きをうならせる特別展を開く企画力にも定評あり。

館内にはミュージアムショップと中庭を臨むオープン・カフェもあって、美術鑑賞プラスアルファのお楽しみも。

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ミュージアムショップをのぞいてみると、館オリジナルの雪舟の絵入り一筆せんや東京の有名文具店のレターセット、モダンな懐紙などお洒落なセレクトショップも顔負けの気のきいた品がズラリ。山口県産の和紙や山口在住のクラフト作家の小物など、山口ならではの品もあり目移り必至のラインナップ。

特別展期間中は絵ハガキや複製画、メモ帳、書籍などその関連アイテムもずらりと並ぶそう。お土産にしてもいいし、自分への山口の記念品でも。

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さて、オープン・カフェ「ラ プリュム ブルー」でゆっくりとティータイムを楽しみましょうか。

ケーキや焼き菓子で人気の市内の洋菓子店が出店されているとのことで、ショーケースの中はどれも美味しそう。

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ここでのおすすめを伺ってみると、ランチやイベントデセールだそう。イベントデセールって?? 

開催中の特別展の内容にあわせてパティシエが考案したスペシャルなデザートのコトですって。期間限定メニューだそうなので、出会えたらぜひ。<狐>が訪れた時は「英国の夢」展にあわせた、イギリスの伝統的なデザート「イートンメス」でした。明るい光が降りオープンカフェでいただくスペシャルデザートは格別。次の特別展の時はどんなオリジナルデサートが出るのかな? とっても楽しみ。

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そうそう。カフェと展示室のあいだにある出入口から中庭に出ることができるんです。芝生の上のアーティスティックな彫刻群も、ぐっとそばに寄って間近に見れちゃいます。中庭を縁取るように植えられた木々は背後の亀山の緑とあわせて「県美の森」と呼ばれいるそう。「春にはお花見が楽しめるんです」と美術館のスタッフさんから穴場情報をゲット。

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お茶を飲んでほっとひと息ついたので、開催中の特別展の鑑賞にまいりましょう。

最後にちょっとお得情報を。山口県立美術館では、萩市にある山口県立萩美術館・浦上記念館と共通で特別展が3回まで無料になったり図録を割引価格で購入できたりするメンバーズクラブを設けているそう。ご興味のある方は山口県立美術館のHPへ。

ミュージアムショップとカフェは入館料なしで利用できます。まち歩きの途中に気軽に立ち寄ってみるものいいかもです。

 

■まるごと公園のような快適エリア

 

展覧会プラスアルファを満喫した県立美術館を出ると、目の前は日本の道・百選にも選ばれたパークロード。四季折々に美しい姿をみせる並木道は、山口の自慢のひとつです。そのパークロードを地下道で横断して一の坂川方面に向かいましょう。

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地下道を抜け、地上にあがるとそこは山口県立山口図書館やテニスコート、公園のあるエリア。

湯田温泉に戻るバスに乗るには、亀山公園ふれあい広場を抜けて、一の坂川交通交流公場へ。広場の右端には道に沿って香りのよい木々が植えられている「香りの森」の遊歩道もあり気持ちよく歩けますよ。

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このあたり一の坂川交通交流公場から一の坂川にかけてエリアでは、冬には「12月、山口市はクリスマス市になる。」と銘打ったイベントが行われ、一帯がイルミネーションで彩られます。

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12月のイベントでお目見えする旧サビエル記念聖堂がモチーフのイルミネーション

 

ここまで来たら、「西京橋」バス停はすぐ目の前。バスに乗車して10分弱で湯田温泉まで帰りつきます。

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まだまだまち歩きを楽しみたいなぁ、という時は、一の坂川沿いに大殿界隈をぶらぶら歩いて散策するもよし、クリエイティブスペース赤れんがでレンタサイクルを借りてまち巡りをするもよし、です。

日本のクリスマスは山口から 〜山口サビエル記念聖堂〜

 ■五重塔や雪舟だけじゃない!大内文化には西洋の香りも

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西洋の香りがする大内文化ゆかりのスポット、それは山口市役所近くにあります。日本にキリスト教をもたらした宣教師・フランシスコ・ザビエルゆかりの教会、山口サビエル記念聖堂です。

実は、日本ではじめてクリスマスが祝われたのはここ山口なんです(その理由は・・・こちら →「12月、山口市はクリスマス市になる。」

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さて、湯田温泉からバスに乗って数分。「白石」のバス停で下車します。山口サビエル記念聖堂が建つのは目の前にある小さな山「亀山」の中腹です。さぁ、徒歩で坂道をのぼっていきましょう。天使幼稚園の園舎を過ぎたら聖堂に到着です。

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2本の塔を持つ白い教会はモダンなデザイン。右側の鐘塔には9つの鐘が取りつけられていて、この界隈に暮らす人々は日々の暮らしの中で時計がわりに美しい鐘の音を聽いています。 

 

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気持ちばかりの献金をしてマリア像の前を通って静かな堂内に入ると、祭壇やステンドグラスに目を奪われます。

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ここは祈りのための空間。毎週日曜日にはミサが行われているそうです。振り向くと高いところにパイプオルガンが見えます。ここではほぼ毎月、「オルガンメディテーション」が開かれています。次回はいつ? 興味のある方は、「山口カトリック教会」のHPで要チェックです。

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記念聖堂の1階はクリスチャン記念館。聖堂入り口で拝観料を納めて階段を下ります。ここには、フランシスコ・サビエルやキリスト教関連の資料がいろいろ展示されています。美しい祭具やスペインから贈られたステンドグラスなど、見ごたえもあり。

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「サビエル自筆の手紙」もあるんですが、これはぜひ足を運んでご覧くださいね。1991年に焼失してしまった旧聖堂の様子も映像で見ることができますよ。

今回、狐は撮影許可をいただきましたが、クリスチャン記念館内は通常は撮影禁止です。マナーを守って拝観しましょうね。 

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聖堂の外、向かって左側の坂の下には「ルルドの園」といって岩陰にマリア像が安置してあるところがあります。やさしいきれいなお顔立ちの像ですよ。

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■亀山に上がってみよう

 

さて、山口サビエル記念聖堂と広場をはさんで向かいにある階段。上がるとどんな景色が見えるのかな? 上がってみましょう。ふりむけば、正面に聖堂が。こうして上から見ると前庭の芝生に白い教会が映えて、一層素敵ですね。

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さらに階段を上っていくと、そこは亀山公園山頂広場。毛利敬親公の騎馬像があたりを見渡しています。

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公園の一角、「うら道」という道しるべから続く遊歩道は亀山の中腹をぐるりと回っています。この遊歩道をパクロード方面(近道)に下りていくと、山口県立美術館の近くに出ることができます。

この遊歩道、ちょっとアップダウンもあり、ウォーキング好きには格好のコースに違いない。但し、この道を行く場合は、「歩きやすい靴で」が正解。

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 この続き、遊歩道を降りていった先にある山口県立美術館ご紹介編は、こちら

山口観光の定番・国宝 瑠璃光寺五重塔周辺を じっくりウォッチ!

■山口観光といえば、ここはマストでしょう!

 

ということで、まずはアクセスのご紹介から。

●ルート①(湯田温泉→瑠璃光寺五重塔

湯田温泉から瑠璃光五重塔へは本数の多いバス便が便利。湯田温泉のバス停1番、もしくは3番から乗車。約10分で県庁前バス停に到着しますので、県庁前で降車。瑠璃光寺五重塔は、そこから歩いて10分ほどです。

●ルート②(新山口駅→瑠璃光寺五重塔

新幹線で山口へお越しの方などは、新山口駅でJR山口線に乗り換え。約25分の乗車で山口駅に到着。山口駅前からは、バス停4番乗り場の黄色のコミュニティバス(大内ルート)に乗車。「香山公園五重塔前」でバスを降りれば、塔はすぐ目の前です。なお、現在、JR新山口駅の観光案内所では、手荷物を預けると湯田温泉の旅館・ホテルまで無料で運んでもらえるサービスを実施中。詳しくは、「手ぶら観光サービス」で紹介しています。

 

さて、バスを降りて門を入るとすぐに 国宝・瑠璃光寺五重塔 の全景が目に飛び込んできます。池の向こうにすっと立つ姿の何と美しいことか!

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早速ここで撮影! 撮影ポイントの定番、池の手前からまず1枚。水面に映る塔や植え込みも意識しなくちゃ。

 

■山口の宝! 国宝 瑠璃光寺五重塔

 

日本三名塔の一つにも数えられる素敵なプロポーションです。サクラ、ツツジやアジサイ、夏の緑、紅葉、冬枯れ、雪景色…どの季節でも絵になります。


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夜間は毎日ライトアップされていてまた幻想的なんですよー。夜の見学もオススメ。

さて、では散歩に戻って・・・池のそばを歩いて塔に近づいてみましょう。また違ったアングルで塔を眺めることができますよ。 

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塔の真下にある石碑には、かの司馬遼太郎先生の『街道をゆく 長州路』から「長州は、いい塔を持っている」の一節が刻まれています。なるほどね~、ほんとにいい塔だと思います。

 

■いろいろなアングルで五重塔を楽しもう

 

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司馬先生の石碑の脇には、塔の裏山へ遊歩道が。上っていくと・・・、五重塔の背中側に出ました。

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この位置からだと、塔の屋根部分を目の高さに見ることができます。これはちょっと意外な眺め。一見の価値あり!ですよ。

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裏山から五重塔ごしに瑠璃光寺を望むとこんな感じ。ほほー。

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さて、遊歩道を下りて再び塔の真下まで来たら、今度は細部に注目。木組みの美しさに感動。室町時代に造られて約570年の年月を経てきた国宝をこんな間近に見ることができるなんて。なんだかしみじみウレシイ。

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五重塔の見学を終えたら、瑠璃光寺へ。「保寧山」と扁額のかかった中門をくぐって本堂前に進みましょう。

 

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瑠璃光寺は曹洞宗のお寺で、大内氏の家老だった陶弘房の菩提寺です。ふと見ると大きな数珠が。天井についた滑車にかかっていて、ゆっくりたぐって祈るんですって。参道両側の池には初夏になると清らかなハスの花がたくさん咲くそうです。

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ご朱印をお願いした受付に瑠璃光寺五重塔と焼き印されたおせんべいが。ほかでは手に入らない参拝記念です!

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中門脇には茶店があります。メニューはお抹茶、あめ湯(夏は冷やしあめ)、甘酒、ぜんざいなど。五重塔を眺めながら一服しましょ。

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■瑠璃光寺五重塔がある香山公園は緑の中の散策コース

 

一服を終えて、再び香山公園散策へ。公園内歩きながら振り返るといつも五重塔が見えます。どの角度から見てもいいなあ。

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さて、香山公園内には幕末、薩長の藩士たちが会合をした枕流亭や藩主・毛利敬親が家来たちと語らった露山堂が移築されていて、このあたりはちょっと明治維新の雰囲気。毛利家の墓所もあります。 

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墓所の前の石畳は「うぐいす張り」と呼ばれています。手を叩いたり強く足踏みをしたりすると反響するんです。やってみて。

 

■昨今話題のマル住職にお目通りを願う!

 

香山公園の西の端は洞春寺。小ぶりでシンプルな山門は室町時代のもので、さりげなく立っているけど国の重要文化財。

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この参道を進んで行くと白いマル住職が出迎えてくれます。…「危犬 かみつきます」って本当? 住職さんに伺ってみました。

「はい、本当です。不用意に近づいたり、手をだしたりしないでくださいね」と。

マル住職へのお目通りは、皆さん、くれぐれも遠くからお願いします。

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さて、臨済宗のお寺であるここ洞春寺では毎週土曜日の夜7時から、誰でも参加できる座禅会が開かれているそうです。行ってみようかな?!

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■あこがれの大正ロマンの時代へタイムスリップ?

 

洞春寺山門のすぐ近くから山口県庁、そして「県庁前」バス停にへ抜ける近道があるというのは知る人ぞ知る情報。知事公舎跡地が遊歩道として昼間開放されているんです。

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竹の葉がさらさらいう音を聞きながら5~6分も歩けば大正時代に建てられた和洋折衷のロマンチックな雰囲気の建物、山口県政資料館(旧県庁舎及び県会議事堂)に到着。国の重要文化財の指定を受けていて、大正ロマンが香る建物は映画のロケにも使われました。

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県政資料館

旧県庁舎

 

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旧県会議事堂

旧県会議事堂

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隣りの旧県会議事堂と併せて見学したら、藩庁門前でも写真を撮って。

山口が誇る大内文化と維新の息吹。歴史にそんなに詳しくなくても見るだけでも贅沢に楽しめるルートです。

さて、これからどうしましょ。「県庁前」からバスに乗って湯田温泉まで帰ろうかな。それとも山口市菜香亭まで歩いて、レンタサイクルを借りて大殿界隈を巡りましょうか。

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山口特産の「あとう和牛」を味わえる居酒屋「我が家」。

■個室が中心の和空間の居酒屋

山口市阿東地区で生産されている「あとう和牛」を提供している飲食店が湯田温泉にあるということで、居酒屋「我が家」さんに行ってきました!
01外観我が家さんは、県道204号線沿いにあります。「狐の足あと」のはす向かい、原田酒舗さんがある交差点から、湯田温泉観光案内所に向かって歩くと左手にあります。県道を挟んで向かい側には、湯田パーキングさんがあります。
02店舗周辺店内に入ると和の空間が広がります。入ってすぐのところにカウンター6席があり、軽く飲みたい
人や、一人で来店した人は、こちらがおすすめ。
03カウンター席
基本的に個室がメインですが、半個室のテーブル席や6人程度のカウンター席の他にも、掘りごたつの個室、貸切フロアもあり、お一人様から大人数まであらゆるシーンに対応可能だそう。
04半個室のテーブル席

 

■旬の魚を使ったお刺身&ふぐ料理

まずは「刺身盛り合わせ」を注文。近海で獲れる旬の魚を仕入れているとのこと。
05刺身盛り合わせ
旬の魚を提供するため、内容は日によって変わります。この日の盛り合わせは、タコ、ヒラマサ、
ヒラメ、タイ、サーモンでした。何があるかは、本日のおすすめメニュー表をチェックしましょう!
06本日のおすすめメニュー表ふぐ料理も提供されていたので、「ふぐの唐揚げ」を注文。食べやすいよう、開いて揚げてありました。他にも、ふぐ皮ポン酢、ふぐの酒蒸し、ふぐのタタキなどがありました。県外からのお客様に人気だそう。
07ふぐの唐揚げ

■その場で焼いて食べるあとう和牛

次に今回の目的である「阿東和牛石焼き肉」を注文。スライスしたあとう和牛がやってきました!「あとう和牛」は、山口市阿東地区の大自然の中でのびのびと育てられ、独特のまろやかな舌触り、良質な脂が特徴。
08阿東和牛石焼き肉テーブルに熱した石も運ばれてくるので、石の上でさっと焼いて、柚子コショウでいただきます。
石焼きにすると、石が余分な脂を吸収し、煙も立ちにくいそうです。他にも、薄切り肉をポン酢でいただく「石焼きしゃぶ」があります。
09熱した石で焼きます

■地酒をメインに、幅広い味わいを取り揃えています

地酒のメニューはこちら。獺祭、カネナカ、長門峡、雁木、長陽福娘、五橋、東洋美人、日下無双、金雀など、山口県内の地酒が中心です。辛口、甘口、酸味と、日本酒の口当たりを示す図が書いてあり、お客様に分かりやすいようにと工夫されていました。地酒の味わいが偏らないよう、幅広く取り揃えているそうです。店主のオススメは、「日下無双」と「茜」で、阿東和牛はもちろん、どの料理にも合うそう。
10日本酒メニュー表カウンターには日本酒や焼酎がズラリ。あとう和牛に合うお酒を探してみませんか。
11日本酒や焼酎の棚

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。
お店の都合や事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
訪問日:2016-3-24 

飲んだ後の〆にピッタリ。ご当地グルメ「ばりそば」を食べに「春来館」へ!

■「ばりそば」を求めて深夜の湯田温泉へ

山口市でしか食べることができないご当地グルメ「ばりそば」を食べに、湯田温泉の
「春来館(しゅんらいかん)」さんへ行って来ました。
「ばりそば」とは、太めの中華麺を揚げて、野菜の入ったとろみのある鶏ガラベースを
かけた料理。麺がバリバリしているのが特徴です。

春来館さんは、ユウベルホテル松政さん向かいの通り(スミスハイヤーさんの通り)に
入ってすぐ、左手のビルの1階にあります。

01スミス前の交差点

ビルの奥にあるので分かりづらいのですが、「ばりそば春来館」の看板を見つけたら、
そこから奥に入っていきましょう。

02春来館入り口

通路の奥に「春来館→」と書いてあります。

03春来館通路

店内に入ると、黒いテーブルと椅子が並んでいます。席数は20席。開店時間が
20時~翌1時(金曜・土曜は翌3時まで)ということで、夜の遅い時間に営業されて
います。湯田温泉の飲食店などでお酒を飲んだ方が、締めに来店することが多いそうです。

04春来館店内


■サイズがいろいろあります

メニューは、「ばりそば」「ばりそば(大)」「ばりそば3人前」「ばりそば5人前」
などあります。(大)は1.5人前のボリュームで、頼めばメニュー表にない2人前も
作ってもらえます。

05メニュー表


■食感と味の変化を楽しめるばりそば

2人で行ったので「ばりそば(大)」を注文してシェアします。注文して少し待って
いると、約30センチのお皿に乗ったばりそばが、アツアツの湯気を立てながら運ばれて
きました。
運ばれてすぐの状態は、スープがかかっていない部分の固い麺が味わえます。
しばらくするとやわらかくなっていくので、バリバリした食感は最初に味わって
おきましょう。やわらかくなった麺も、スープの味が染み込んで、また別の美味しさ
があります。

06ばりそば大

キャベツ、ネギ、キクラゲ、タケノコ、カマボコなど具だくさん。野菜がたっぷり
入っているのがうれしいですね。

07野菜たっぷり

調味料として、酢醤油、コショウ、ラー油が置いてあるので、こちらはお好みで。

08酢醤油やコショウ
酢醤油をかけるとさっぱりして、ボリュームのあるばりそばもサラッと食べられます。
半分はそのまま食べて、残りは酢醤油をかけて食べると、味の変化が楽しめるので
オススメです。

09酢醤油をかける
他のサイズが気になったので、お皿を見せてもらいました。ばりそば(大)のお皿と
比べると、5人前のお皿は迫力がありますね。5人前とは言っても7~8人でシェアして
食べるお客様が多いようです。

10お皿の種類


■ビールもいいですが、地酒もおすすめ

ばりそばと一緒にビールを注文する方が多いのですが、意外と日本酒もよく出るのだ
そう。地酒は、「東洋美人」と「五橋」があります。ご当地グルメのばりそばを地酒で
楽しむのもいいですね。

 

 

 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。お店の都合や事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。 訪問日:2016-2-29

山口県産地鶏・長州黒かしわを味わえる「ゆだ七里」。

■長門市のブランド食材をメインに

山口県オリジナル地鶏である長州黒かしわの串がいろいろと味わえるということで、長門市のブランド食材を中心としたメニューを提供している「ゆだ七里」さんへ行ってきました。長門市は人口1万人あたりの焼き鳥店舗数が全国でトップクラスの焼き鳥のまちです。
01外観

 

お店は県道204号線沿い、山口銀行湯田支店さん、サイクルベースあさひ山口湯田店さん(自転車店)、古稀庵さん(宿)、旅館 西の雅 常盤さんが建つ下湯田交差点にあります。湯田温泉から新山口駅方面に歩いて行き、サイクルベースあさひさんを通り過ぎると、ゆだ七里さんがあります。
02下湯田交差点より

 

ぬくもりのある木をふんだんに使った店内。ワンフロアで、席数は25席。掘りごたつ席、テーブル席があります。少人数でもグループでも、いろいろな人数に対応できそうです。
03店内

店内には、長門市の観光ポスターがズラリ。ゆだ七里さんは、長門市の会社が経営しているお店で、直営で牧場や養殖場を手がけていることから、「長州黒かしわ」「長州ながと和牛」などのブランド食材を安価で提供することが可能なのだそうです。

 

■5種類の黒かしわの串を味わって

まずは「黒かしわ5種盛」です。黒かしわの様々な部位をセットにしたメニューで、種類は日によって変わります。この日は右から順番に、ねぎま、もも、砂肝、レバー、ハツの組み合わせで提供されました。山口県内の3種類の塩をブレンドした特製塩で、旨みを引き出しているそうです。
長州黒かしわ」は、天然記念物の黒柏鶏を元にした山口県オリジナル地鶏で、長門市を中心に生産されています。適度な歯ごたえがありながら、柔らかくジューシーなのが特徴。
04黒かしわ5種盛

 

■霜降りが美しい長州ながと和牛

次に、「長州ながと和牛の鉄板ステーキ」を注文。「長州ながと和牛」は、長門市で肥育した黒毛和牛。柔らかくて芳醇な味わいと、美しい霜降肉が特徴です。鉄板ステーキ以外にも、長州ながと和牛を使ったサーロイン丼、ビーフサラダ、コロッケなどもありました。
05長州ながと和牛の鉄板ステーキ

 

■弾力ある食感の焼き抜き蒲鉾

焼き抜き蒲鉾を使った「板わさ」も注文。山口県伝統の焼き抜き蒲鉾は、かまぼこ板にすり身を盛り、蒸さずに板の下から遠火で焼いて作ります。弾力のある歯ごたえが特徴。地酒のおつまみにも
ピッタリ。

06板わさ

 

■オススメの地酒をいただきましょう

地酒も種類が豊富で、この日は「獺祭」「五橋」「山頭火」「東洋美人」などがありました。季節限定品や稀少な銘柄もその都度入荷するそうです。
07地酒いろいろ

■長門の食材をいろいろなメニューで

仙崎イカの串や一夜干し、本日の仙崎海鮮丼、ふぐちり、ふぐ刺しなど、海の幸も充実しています。メニューが豊富なので、世代問わず満足できるお店だと思います。
08メニュー表一部

 

 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。お店の都合や事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。 訪問日:2016-1-26

まち歩きが楽しい一の坂エリアで月に一度のお楽しみ  ~おいでマルシェ一の坂~

■一の坂エリアで始まった新しい“お楽しみ

 

室町時代や明治維新の史跡が点在し風情ある街並みの大殿地区が、そして少し足をのばせば国宝・瑠璃光寺五重塔洞春寺など、見どころいっぱいの一の坂エリア。小さなカフェやお店もポツポツ点在していて、まさにまち歩きにピッタリのエリアです。

エリアの中心を流れる一の坂川は、川沿いに200本もの桜並木が続くそぞろ歩きのオススメスポット春には満開の桜が、初夏には川面を飛び交う天然記念物のゲンジボタルが楽しめます。

1935_桜

 その一の坂エリアで、やまぐちの旬の食材などがあつまる”マルシェ(市場)”が開かれていると聞いて出かけてきました。

その名も「おいでマルシェ一の坂(いちのさか)

毎月第一日曜日朝9時から15時。2015年の7月にできた「一の坂川交通交流広場」で好評開催中。湯田温泉からは、バスに乗ってわずか7分。「西京橋」バス停で降りると、もうそこが”マルシェ”です。

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■今回、マルシェで出会った美味しいもの・すてきなもの 

 

◎自然薯  生産農家さんが大切に育てた自慢の自然薯をすりおろしてふるまっていらっしゃいました。皮ごとおろしてあるのに、えぐみがなくておいしい! 美容と健康にいいんですって。 

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◎石焼きニンジン  有機栽培のニンジンがホックリとした石焼に。手で割ると中はきれいなキャロットカラー。一口かじると、甘~い! 野趣あふれる味わい。超オススメですよ〜!!

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◎揚げ温泉まんじゅう&手づくりプリン  一番人気は山口市徳地特産のカワラケツメイ茶をつかった「プリン」なのだそう。今日はあえてイベント限定販売の「揚げ温泉まんじゅう」をゲット。皮もあんこも昔ながらの手作りで、ほっこり。やさしい甘さで、ぺろりと何個もいけちゃいます。

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◎徳地のお茶と和紙  試飲させてもらった「カワラケツメイ茶」。徳地オリジナルの野草茶だそう。苦みもなく飲みやすーい。からだにもよさそう。。。お茶の棚の隣には、和紙。北欧デザインで人気のマリメッコと徳地和紙がコラボしたおしゃれなレターセットもあり。プチギフトとしておすめです。

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商品を直に手にとって確かめたり、試食や試飲などもあって味を確かめてから買うかどうか決められるから安心!! う〜ん、マルシェって面白〜い&楽し〜い。

 

■売り手と買い手のおしゃべりがはずみます 

 

「これ、何の野菜?」
「これは赤だいこんです~」
「どうやって食べるん?」

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このはちみつは?」
「これは大島のみかんの花の蜜ですよ」
生産者さん自らが出店しているので、珍しい野菜の紹介や食べ方、こだわりの栽培方法や商品のオススメポイントなどなど、丁寧に教えてくれます。お客さんたちもそんなおしゃべりをしながらの品定めが楽しそう。スイーツ、ジャムやはちみつなどはちょっとしたお土産としても人気。 

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こだわりの商品を求めてやってきた若い女性から小さい子どもづれのファミリー、年配のご夫婦やお母さんたちまで幅広い客層で、どの店も盛況。お昼前には棚が空っぽになってるところもありました。

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今回はピザ&コーヒー、ハンバーガーのキッチンカーもマルシェに登場。へぇ~。市場っていっても「とれたて野菜」だけじゃないんだ。

ピザもハンバーガーも目の前で焼いてくれるアツアツを売っていて、その匂いが食欲をそそります。「ファストフードに比べたら高いけど、ボリュームは倍、おいしさは10倍以上ですよ!」とは、ハンバーガー屋さん。山口特産のむつみ豚のベーコンや徳地みそなど地元食材を使ったオリジナルバーガーが人気だそう。お昼近くになると、キッチンカーにもお客さんの列が。

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■まち歩きのついでに、ぜひお立ち寄りを

 

このエリアのまち歩きの拠点「大路ロビー」までは、歩いて15分ほど。観光で山口にお越しのアナタも、まち歩きのひととき、「山口自慢のアレコレ」が一同に集まるマルシェをのぞいてみませんか。

また、「おいでマルシェ一の坂」が開かれる毎月第一日曜日は、お隣の亀山公園ではフリーマーケットを開催中。はしごできます。

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 それでは、第一日曜日「おいでマルシェ一の坂」でお会いしましょう。

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