SL「やまぐち」号でいく、のんびりレトロな旅(その2)
■津和野観光を始める前に・・・
新山口駅を出発して約2時間の午後12時58分(平成27年7月現在)に山陰の小京都「津和野」に到着します。復路の新山口駅行は15時45分発(平成27年7月現在)なので、滞在時間は約2時間45分。まずは津和野駅を出てすぐ左にある「観光案内所」を訪ねて観光マップをもらいましょう。
今回は駅を出て正面にある商店の貸自転車を利用して、効率よく史跡や名所をまわるプランをご紹介します。こちらの商店では、チャイルドシートのある自転車やお子様用の自転車も用意してあります。ちなみに津和野町、「津和野今昔―百景図を歩く」が、文化庁が認定する平成27年度「日本遺産」に選ばれました。(詳細はこちら)
津和野駅到着。乗客のみなさん、「お疲れ様」、とSL「やまぐち」号をねぎらっています。
観光案内所では観光マップやパンフレットをもらうことができます。
駅前にある貸自転車屋さん。いろんな種類の自転車が用意されています。
■津和野観光スタート! 「転車台」
津和野はSLやまぐち号の折り返し地点。いったいどのように向きを変えているのでしょうか。その秘密は、全国的にも珍しい「転車台」にあります。津和野駅を出て左側の道を約400m進み、踏切を渡ると「転車台」見学場所が用意されています。SLやまぐち号が津和野駅到着してから約20分後に転車作業が行われます。
鉄道ファンの方だけでなく、お子様にも人気のスポットです。
■本町通り
次は津和野駅方面に戻り、古い町並みが残り、酒蔵や商店のある本町通りに向かいます。
■殿町通り
本町通りを過ぎると武家屋敷、カトリック教会、鯉の泳ぐ掘割(水路)のある殿町通りに出ます。
■「太皷谷稲成神社」
殿町通りを過ぎると石の鳥居が見えてきます。その鳥居を抜けて道なりに進むと太皷谷稲成神社の参道入口です。
頂上にある本殿までは、朱色の千本鳥居をくぐりながら約260段の石段を登っていきます。
江戸時代の1773年、城の鎮護と領民の安穏を願って建立されました。日本の五大稲荷神社のひとつとして数えられています。(太皷谷稲成神社の詳細はこちら)
■「森鴎外記念館・旧宅」
殿町通りから津和野川にかかる津和野大橋を渡って進むと明治の文豪・森鴎外を紹介する記念館があります。(森鴎外記念館・旧宅の詳細はこちら)
■津和野町立安野光雅美術館
「ふしぎなえ」や「旅の絵本」など子供向けの絵本で有名な津和野町出身の画家、安野光雅の美術館。別館にはプラネタリウムもあります。津和野駅のすぐ近くにあるので、観光ルートの最後にしておけば、滞在時間を有効に使えます。(津和野町立安野光雅美術館の詳細はこちら)
■復路 SL「やまぐち」号に乗って湯田温泉駅へ
15時45分に新山口駅行き上りが発車します(平成27年7月現在)。復路の特徴は、急こう配の登り坂がないため所要時間が短く、往路で記念撮影ポイントだった地福駅、仁保駅は通過します。また、往路では最後尾だった展望デッキが復路では先頭客車となるため、往路の旅で開放感をしっかり味わっておきましょう。
■湯田温泉駅に到着!
津和野駅出発後、約1時間30分で湯田温泉駅に到着します。大きな白狐のモニュメント、ゆう太くんがお迎えしてくれます。ゆう太くんは湯田温泉のマスコットキャラクターなんです。
湯田温泉にある「狐の足あと」では、カフェや足湯(大人200円、小・中学生100円)があります。(湯田温泉駅から「狐の足あと」までの道順はこちら)スタッフの観光案内や自由に使えるタブレット端末も用意されています。
「狐の足あと」で旅の疲れをちょっと癒しながら、湯田温泉のスポット情報をゲットしてみましょう。お気に入りのスポットがきっと見つかりますよ!