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山口県立美術館で「〈雪舟600年〉展」がスタート!

1420年の雪舟生誕年から数えてちょうど600年という節目。山口県立美術館では、特別展「雪舟600年展」が10月31日(土)より開催されます。期間は12月21日まで。

 

山口県立美術館では、水墨画家・雪舟の作品「山水図」「牧牛図(牧童)」など、いずれも国の重要文化財に指定されている貴重な作品を所蔵しています。「山水図」は毛利博物館にある国宝「四季山水図」が「山水長巻」と呼ばれているのに対して、「山水小巻」とも呼ばれています。

今回はこれらの作品とともに、昨年末の同館での特別展にて国内で初めて披露目された「騎獅文殊・黄初平・張果老図」も展示。雪舟が「拙宗」と名乗っていた若き日の貴重な作品といわれ、文殊菩薩図を中幅とし、黄初平と張果老という仙人図を脇幅とする三幅対形式の大作です。再び間近に鑑賞できる貴重な機会をぜひお見逃しなく!

なお、山口県立美術館では、新型コロナウィルスの感染防止対策として、30分60人ごとの定員制による入場が実施されています。同館サイトでの予約をお忘れなく!
https://www.yma-web.jp/exhibition/

 

 

▲パークロード周辺は紅葉も見頃。駐車場から美術館までの散策も目を楽しませてくれます


ちなみに、雪舟関連で耳寄りな情報がもう一つ!

 

お隣の防府市にある毛利博物館でも「〈雪舟600年〉展」と同じ会期で、特別展が開催されます。こちらでは、11月20日(金)まで雪舟の画風を受け継いだ雲谷等顔による「四季山水図」、11月21日(土)からは本家・雪舟の「四季山水図」という、なんと国宝2作品のリレー展示!

▲毛利博物館は狐の足あとから車で約30分です

せっかくなら期間中に両館ともに訪れておきたいところですね!しかも、毛利氏博物館のある毛利氏庭園は紅葉の名所としても有名です。国宝鑑賞とともに赤く色づいた美しい庭園散策も満喫できます。

 

▲毛利氏庭園は山口県内有数の人気紅葉スポット


山口県立美術館 https://www.yma-web.jp/ 
毛利博物館 https://www.c-able.ne.jp/~mouri-m/


※当ブログにてご案内していた特別展「生誕600年記念 雪舟と狩野派」は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策のために来年度以降に延期となりました。


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